サーモG/K交換サーモスタットガスケット交換 自分のステップバンには、サーモスタットケースのボルトに付いているホットエアーパイプ クランプが付いていない。 中古のクランプをメッキしたので、取り付ける事にした。 このクランプを取り付けるには、サーモスタットケースを取り付けている2本のボルトのうち 奥側の1本を抜く事になる。 片側が留まっていれば簡単に交換出来るだろうと思っていた。 いざ片側のボルトを抜いたところ、クーラントが洩れて来てしまった。 それに、抜いたボルトはサビサビ。 このままクランプを入れボルトを締め付ければ良いけど、これから先更に錆びて固着したら イヤなので手入れをして上げる事にした。 ■ガスケットシートをストレートで購入。 ■0.5mm厚が800円。 0.5mm厚が1000円。 どっちを使うのか分からなかったので、とりあえず両方購入。 ■ガスケットを作った事がないので、布ポンチを持っていない。 ペダさんに聞いたら「あるよ」との事なので工場へお邪魔させてもらった。 ■ネオライフで購入したガスケット。 これはもったいなにので使わず、型取り用に使用。 厚みは1.0mmくらいあったので、0.8mmのガスケットシートを使用。 鉛筆で型取りの線引き。 ■こんな感じで線が引けた。 ■ペダさんに借りたO.6mm穴の布ポンチ。 ハンマーで叩き穴を開ける。 ■いつもペダさんが穴を開けてる作業台。 結構綺麗に穴は開く。 今度は借りなくて良いように、自分用の布ポンチを買わないと。 ■失敗しても良いように、とりあえず2まいづつ作製。 ■自宅ガレージに戻って、外周はハサミを使い切って行く。 ■内側はカッターでカット。 ■クーラントは何年も交換してないので、総入れ替えするため全ブロー。 ■サーモスタットカバーを外すが、このカバーを止めている2本のボルトは良く錆びている事が多い。 錆びてるだけなら良いが、錆びて固着してるとボルトが入ったまま折れる事が良くある。 EAエンジンでは、注意する点の一つ。 ここも手入れしたかったので恐る恐る外してみたところ、ちゃんと緩んでくれた。 でも、まあまあ錆は来ていた。 ■接合面に古いガスケットがこびりついているので、スクレイバーで除去。 ラジエターホースを外さないで蓋側をスクレイバーで除去するので、蓋内部の穴にボロきれを 入れてガスケットカスがホース内へ入るのを防いだ。 ■オイルストーンで接合面の面研。 小さいオイルストーンがあると、こんな狭い場所も作業ははかどる。 ■エンジンとの接合面の取り外し。 ここもボルト2本で留まっているが、フロント側も外すのは結構固かった。 外したボルトはサビサビ。 やっぱり腐食していたので、開いて良かった。 ■サーモスタットケースの蓋の所と同じくスクレイバーで除去し、オイルストーンで面研をしてあげた。 ネジ山を整えて上げるため、オス側とメス側のネジ切りを行った。 ■ボルト穴を完全に乾燥してからボルトを取り付けないと、またサビサビになってしまうので注意。 ボルトにグリスをちょっと塗ってからボルトを締め込む。 グリスを塗っておくと腐食防止になる。 後側のボルトには、今回の目的のホットエアーパイプクランプを挿入。 ■自作ガスケットに液体ガスケットを塗ってあげる。 液体ガスケットは、ストレートで480円。 ■液体ガスケットを自作ガスケットの両面に薄く指で塗る。 サーモスタットケースの上に乗せる。 (先に行ったエンジンとの接合面のガスケットも同様) メッキしたエアー抜きバルブも取り付け。 ■上蓋を閉め、クーラントを入れて作業終了。 ヒーターを暖かい方でONにし、アイドリングで暫く置いてエアー抜きを行う。 その後試運転をし、異常がなければ全て完了。 ■少し試運転したら水温が「H」まで行ってしまう。 ラジエターファン強制起動スイッチをONにしファンを回しても水温は下がらない。 何で・・・? ステップバンを停めてラジエターのクーラントを確認するもちゃんと入っている。 エンジンはもの凄くアッチッチ状態。 何だかヤバイ雰囲気・・・。 ラジエターの上側はほんのりと熱い感じ。 ペダさんの工場は直ぐなので、またまたお邪魔して仕事中のペダさんに急遽見てもらった。 ■ペダさん「ラジエターが詰まってるような感じだなー? でも詰まるはず無いんだよなー」と。 ペダさん「サーモを見てみよう」とサーモの蓋を外したところ、出口側にボロきれが詰まっていた。 2人で大笑い。 やってしまった~。 完璧に終わらせたと思ったのに・・・。 この様なミスを繰り返さないように今後気をつけないと。 サーモを点検したら、乳化したヘドロみたいのがほんの少し付いていた。 これはヤバイ! ヘッドガスケットが抜けたかも知れない。 エンジンはアルミ製なので、エンジンが高温になるとアルミが歪んでヘッドガスケットの所から オイルと水が混合してしまう。 ■これは凄い、プロ用のクーラント自動注入装置。 ラジエターの口にカチッと嵌めるだけ。 大きなジョウゴの下にバルブが付いていて、エアー抜きをしながらクーラントが入って行く。 ジョウゴにクーラントが残っていても、外せばクーラントがこぼれる事無く外せる優れ物。 その他も全て見てもらった。 点検費用は?と聞いたら、「そんなのいらないよ」との事・・・。 他の車の整備点検で忙しい最中に見てもらいすみませんでした。 缶コーヒーを差し入れして、お茶タイムでお礼だけとなってしまった。 ペダさん、ありがとうございました。 その後暫く走ってみたけど、ガスケット漏れは無いみたい。 今のところは安心かな? 早く新しくエンジンを組まないといけないな。 【2009(H21)年10月9日(金) 作業完了】 ジャンル別一覧
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